暖かい家づくりの基本、それは気密!

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当社では高気密高断熱住宅(高性能住宅)
「床暖房のいらない家」として命名し
真冬でも、その名の通り家の中では
天井温度差
床暖房を入れる必要がありません。
「床暖房のいらない家」という名前を聞いて
初めは「胡散臭い」や
「そんな家あるものなのか?」とか
良く言われ続けておりました。
しかし、寒い時期の体感見学会等で
実際にその空間を味わっていただけると
確かにここまで暖かければ床暖房は
いらないですね!」とご納得されます。
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では、なぜ床暖房が必要ないのか?
そう疑問に感じ、私どもの「かいて木教室」へ
ご参加いただける方がいらっしゃいます。
そこで、少しこの疑問にお答えしたいと思います。

ビニールハウスと、グラスウールハウス
どちらが上下の温度差が無く、暖かいのか?
また、その理由は?

では解説していきます。

まず、ビニールハウスの方を検証します。
ストーブに火を入れる
空気は暖かくなると軽くなり上昇します。
ビニールは断熱材では無いので
外気温そのままの表面温度です。
よって暖かい空気がビニールに当たることにより
冷やされ、今度は下がります。
それを繰り返し対流することにより
拡散され上下の温度差がなくなります

今度はグラスウールハウスの方の検証です。
先ほど同様にストーブで暖められた空気は
上昇し、今度はグラスウールにぶつかります。
しかし、繊維系の素材では「空気」「湿気」は
通してしまい、ハウスの上部から外へ
暖められた空気は逃げていきます。
そうなることで、ハウス内は真空にはならず
今度は下部より外の冷たい空気が入ってきます。
そうなると、床が10℃、頭あたりが20℃
天井部が30℃となり、上下の温度差が
大きく開きます。

少しここで、断熱材の話をいたします。

皆さんは家を建てる時、デザインや間取り
色、仕様部材など、目に付くところは選択し
断熱材は選んだことは、まず無いと思います。
そこで、この国で一番使われている断熱材
「グラスウール」でご説明いたします。
「グラスウール」いわばガラスの繊維で作られた
断熱材です。

グラスウールにも種類があります。
単位はkg/m3で、密度を表しております。
例えば1m×1m×1mの立方体の中に
何キログラムのガラス繊維が入っているのか?
ということになります!
順にいうと
10kg、16kg、24kg、32kg・・・
価格も10kgが100とするならば
16kgは1.6倍になり
密度も増え160となります。
断熱材としても優れていきます。
10kgが手編みのセーター
16kgが普通のセーター
24kgはカシミアのセーター
という感じで、密度が増すと
より暖かくなります。
でも、グラスウールは密度をもっと高めると
ガラスに近づくことで断熱力は低下します。

ここでお気付きの方もいるかもしれませんが
ガラスは断熱材ではありません。
要するに素材そのものは断熱効果はなく
そこに閉じ込められた
「空気」が断熱材であり
空気が動かず、じっとしていれば
断熱材として成り立っているのです。
セーターのまま外に出て、風が吹くと
セーターの空気が入れ替わり、冷気が入り
寒く感じる。
そう言う理由です!

もう一つ例を挙げれば
こちら!


ペアガラスは2枚のガラスの中の
空気が閉じ込められ、それが断熱効果があり
熱を伝えにくくしております。
空気は断熱材の中で動いてしまうと
冬にセーターのまま外に出た時のように
入れ替わることで寒く感じてしまいます。
ペアガラスガラス内対流が起きると
断熱効果はなくなり『結露』が発生します。

結果、「空気」「湿気」を通してしまう
断熱材を仕様する場合は
空気の流入を防ぐためにも「気密シート」
を使用してください!

このように気密シートを内側に貼り
グラスウールを綺麗にカットして充填します。

間違ってもグラスウールをカットもせず
押し込んだり、弛ませたり
変形する様な施工をしてしまうと
せっかくの断熱材も、空気層がなくなり
断熱効果が期待できません。

綺麗に壁内の形にカットして
空気を含ます様に綺麗に充填しましょう!
また、暖かく、省エネ性も向上させる為にも
最低でも24kg/m3で裸のグラスウールを
お勧めいたします。
断熱材の中では
比較的に安価であると思います。

現場ウレタン吹き付け100倍発泡での要注意!

注)現場吹き付けウレタン(100倍発泡)
こちらも「空気」「湿気」を通します!
よって、ウレタン充填し、下部のダレの
カット後には、必ず内側から
「気密シート」を貼りましょう!
100倍発泡ウレタンは
食器を洗うスポンジと同じで
水を含みます。

グラスウールを綺麗に充填し
気密シートも綺麗に貼り
次はいよいよ
気密工事
気密テープはこんな物です!

石膏ボードなど下地材で段差を少なくし
押さえも効くところに使う
普通の気密テープ(右)
桁や土間など押さえが効かない箇所に使用する
ブチル気密テープ(左)の2種類!
これで気密工事を行います。


写真は天井部ですが、当社の場合
工程の最後に、セルローズフェアバーを
300mm吹き込みます。

気密工事では、室内から室外に貫通する
電気配線や給配管など全て塞ぐ必要があります。

しかも気密を高める為
電気配線は束にすることなく
写真の様に1本づつ穴をあけ
それぞれ1箇所づつ気密処理します。

新築する建物の大きさにもよりますが
大体気密工事で2〜3週間くらいはかかります。

すべての窓周りも縦、横すべて貼ります!

気密工事が終了し
次の工程に入る前(補修が出来る為)
気密測定試験を必ず行いましょう!

石膏ボードを貼る前に
気密測定試験を行うことで
もし万が一気密が悪ければ修正できます。

と言う訳で
うち失敗しないので!
と言い切ることができます!

気密が良くなければ、足元から
冷たい外気を取り入れてしまい
「床暖房のいる家」になってしまい
省エネ性、快適性、換気の経路、すべてが
台無しとなってしまいます!
又、私達は気密測定試験の時
お施主様立会いを推奨しております。

⭐️気密の数値について

気密に対しては単位C値cm2/m2
となっていおり、意味は
1m✖️1mの面積に対して
何cm2の隙間が空いているのか?
と言うもので、気密測定試験にて
総相当隙間面積(αA=20cm2/m2)を測定します。

この場合、20cm2/m2となっておりますが
家全体で、1辺がおよそ4.5cm角の正方形
隙間があることになります。
それを延べ床面積(S=192.12m2)で割ると
隙間相当面積C値(C=0.1cm2/m2)となり
隙間の大きさが分かる事ができます。

当社でお客様立会い
ある実験を行いました!
先程の現場にて、本測定後
1箇所わざと隙間を開けて測定してみました。

半径4.8cmの吸気口
この状態で測定してみると?

αA=66cm2(1辺が8.1cmの正方形)
相当隙間面積C値=0.3cm2/m2でした!
数字的には大きな差はありません。
しかし、実際その隙間から入ってくる
空気の量は、3倍にもなり
しかも体感わかるほどの空気の侵入に対して
建主さんは『こんなに入ってくるの?
これってもったいなくない?』と

その違いにとてもかれておりました!

数字的には大差はなくても
実際の体感では大きくしかも
その状況が今後継続ともなると
省エネ性暖冷房効率にも
大きく関わってくることから
隙間は出来る限り少なくしていく事が
大切であると思います!

最後に川柳として
気密測定 建主さんに 機密せず!

 

セルシオール

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