暖かい家づくり、真の高気密高断熱住宅について 第4章

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高気密高断熱住宅の普及する前

私が建築業界に入ったのは
今から33年前。

この頃の住宅は
「高気密高断熱住宅」など
名前も知らない程
普及もしておりませんでした。

こういう時代では
家の中も季節に合わせて

夏は暑く
冬は寒い

暑い時は
その部屋の窓、扉を全部締めて
1部屋をクーラーで冷やし

寒い時は
同じく窓、扉を締めて
石油ストーブを炊いて
1部屋を暖める。

これが一般的な暮らし方である。

少数ではあるが
高気密高断熱住宅を
施工する会社も
で始めた頃

それらを批判する声も多く
高気密高断熱住宅は窒息住宅だ!
などという声も上がった。

当時の私は
住宅の『性能』については
素人であったが
実際に自分で家を建てるなら
絶対に暖かく省エネ性の優れた家を
建てるべき!

そう思っておりました。

そんな中、ある人物と出会い
私にとって衝撃的
出来事が起こりました。

それは今まで住宅の『性能』に
ついて知らなかった!
では済まされず
申し訳ない気持ちにすら
陥ったことである。

そんな彼に
性能』について
1から教えていただき
学んだことを
一人でも多くの方に伝え
後悔しない家づくりを
して欲しいと思いました。

その彼とは!?

高気密高断熱住宅の師匠との出逢い

今から30数年の前、昭和後半から
私の高気密高断熱住宅
技術と知識の師匠
佐藤 益夫氏より
これからの日本は高気密高断熱の時代になる

そう教えてもらっていました。

高気密高断熱の師匠
株式会社 ジョイ・コス
代表取締役 佐藤 益夫社長です。

彼からは、こう気密高断熱の知識は勿論のこと
エネルギーや健康的な暮らしとは
世界の気候変動など
様々なことを教えていただきました。

理由としては

資源(エネルギー)が乏しい国である事。
エネルギーのほとんどが輸入であり
自給率はわずか6%と低い!
確かに、家電品や自動車、このような工業製品の
ほとんどは、少消費電力であったり
燃費が良く優れている点では
世界一といっても過言でありません。

それは、資源が乏しく、より省エネ性の高い
商品開発を行ってきたものと思います。

また、世界の先進国を見ても
住宅の温熱環境(快適な温度)も
冬、家の中は活動しやすい快適な温度で
保たれていて、省エネ性にも優れております。

2020年を目前にして
住宅業界では新たな動きがあります。

日本では
これからの住宅では
ある程度の高性能な住宅しか
建築確認が降りない時代へと
移り変わろうとしております。

さらには

2030年には
さらに厳しく
より高性能な住宅が
求められることになり
2050年にはもっと更に・・・。

今の住宅業界で
このリスクをクリアできる業者は
一体どれくらいいるのか?

そう感じております。

 

東北地方の寒いエリアで当時普及するのに時間がかかった

昭和後期に佐藤社長は
星の数ほどの地元工務店へ
このような話を持ちかけ
一緒に取り組む仲間を
増やし続けてきました。

しかし

当時は東北地方でも
「高気密高断熱住宅」へは
ほとんどの人に
受け入れらなかったそうです。

奇人変人馬鹿者
当時彼はこう言われ続けてきました。

それでも彼は屈することなく
諦めずに
自ら投資し
自ら学び

そして
実践し

成功よりも
むしろ
失敗の方が多かったと思います。

それを
我々に解りやすく教え

やがて仲間が募り
現在の
「ジョイ・コス」
の足掛かりとなりました。

私も以前(20代後半の時)
高気密高断熱住宅について
お金を掛けて
東京へセミナーを受けに
数多く行っていた経験があります。

その研修よりも
佐藤社長の講義の方が
解りやすく
しかも楽しく学べ
興味を引く話し方だったので

私の知識は
彼のお陰でより深く理解することが
できました。

当時の佐藤社長を知る
人物であるならば
彼は「雲の上の存在」のようであり
地場の工務店で生き残りたければ
もっと勉強しないといけない!
「これから先、日本では益々住宅の
性能をより高く、省エネ性の優れた物が
要求される!」

今から25年も前、彼の講義で
このように言っていた事を
覚えております。

現在の住宅は

この日本では
住宅の性能を上げるべく
色々な取り組みがなされ
ハウスメーカーは殆ど
「ZEH仕様」などと
大きく宣伝しているのが
当たり前となっている時代となった。

まさに当時とは
偉い違いである!

私も彼ほどではありませんが
高気密高断熱住宅を広めるのにあたり
この栃木県でも
同じような現象があったのを
よく覚えております。

宇都宮市の木材建材店で
営業していた頃(平成15年)
栃木市に行けば
「栃木は宇都宮より暖かい!」

宇都宮市では
「県北より暖かい!」

那須塩原市に行けば
「福島より暖かい!」

こんな高気密高断熱なんて
必要ない!

よくこんな感じで断り続けられました。

気密測定試験も同じで
「いったい誰のためにやっているのか
わからなくなる事もしばしば。」

住宅の性能は
良すぎる事で
困ることは一つもありません。

まずは
理解すること!

何も知らないで
工事を行っても
気密を高めるにも
中途半端となるほか
断熱工事も正確に行えず
断熱欠損してしまうこと。

換気システムにおいても
ただ単に建築確認を通すだけの
物となり
普段はスイッチオフの状態で
部屋の飾りとなってしまいます。

これでは
高気密高断熱住宅とは呼べない
普通の住宅と何ら変わりません。

正しい知識を得ることで
正しい工事ができ
それを建主へ
正確に伝える!

このように
強く感じます。

佐藤社長から学んだ事で
彼が強く行ったことの中に
住宅は車や家電品と違い
そこに人が長く生活を営むところである。
我々は、そこを良く重んじて
住宅づくりにおいて
失敗する訳にいかないんだ!
我々は施工する上で何棟も建てているが
建主にとっては一生に一度なんだから!

この言葉が私の心に響き
彼の考え方、教えを
継承する決意を固めました!

それ以降
私は本物の高気密高断熱住宅を
この栃木県内に普及させるために
木材建材店の営業を兼ね
普及促進を心がけるように
なりました。

取引先の工務店や大工さんを集め
少しでも正しい知識を
身に付けて貰おうと
研修会を毎月のように開き
「空気は暖かくなると軽くなる!」
などから興味を引くように
何度も何度も
諦めず行いました。

やがて私も佐藤社長のように
影では「高気密高断熱馬鹿!」
などと言われるようになりましたが
それでもめげずに
やり続けました。

やがて
私たちの気持ちに賛同する仲間も出来
一緒に学び、イベントにも
参加するようにもなりました。

諦めず

少しづつでも

人間が生活を営む上で

健康的に省エネ性の高く

快適な生活を送るためにも

本物の高気密高断熱住宅を

一般の方にも

同業者の方にも

広めて行きたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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