高気密高断熱、暖かい家づくり 工法について ポイント5・6

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こんにちは!
気密隊長こと 槇 秀高です!

■ポイント5 窓
ここまでお伝えした内容も非常に大事な事ですが、
更に重要な事は窓をケチってはいけない事です。
ポイント4 断熱材でお伝えした暖房計算で、
家の各部位、天井・床・壁
・開口部(窓、玄関戸)
で熱がどれだけ逃げるか?
それを割り出すと
どの部位が一番熱を逃がしてしまうのか!

一番多くの熱が逃げる
箇所が “窓”です。

世の中色んな工法が有りますが、
最低でもペアガラスで
フレームがオール樹脂や木製にしなくては、
折角の高気密高断熱住宅の仕様にしても
効果が得られません。
最近、当社の建主さんでは、
樹脂のトリプルガラスの採用が
当社で建てるお客様は
御採用されます!

何故なら、一生に一度の大きな買い物である
」を建てるに至って
住宅について建てる前に勉強していただくと

優先する事項が性能第1となり、
より快適性省エネ性追求する方
長い目で見て得!理解されたものと思います。

世界では常識な「樹脂サッシ」

世界の先進国での樹脂サッシの普及率でも
日本は一番遅れており
アメリカやヨーロッパでは80%近く
普及しているのに対し
日本では僅か10%程です。
しかも、その殆どが北海道や東北の
寒い地域で、この栃木県においても
未だに普及している?とは
言えません。

高気密高断熱住宅を建てるのに
アルミサッシを採用していては
いくらLOW–Eペアガラスを使っていても
高気密高断熱住宅とは言えません。

熱の問題だけではなく
本国のエネルギー事情
生涯その家に住む事を考えると
光熱費はそこに住む限り
支払い続ける事で有り
「家」を建てる大きな一代行事として
真剣に考えてみるべきだと思います。
どんな工法にせよ最低限
オール樹脂サッシをお勧め致します。


冬、寒い時期に部屋を暖めた時
暖かい熱は、窓を閉めていた状態で
その殆どが窓から逃げて行きます。

室温が20℃
外気が0℃だとした時
空気・湿度
高い方から低い方移行します。

その時に
窓ガラスはペアガラスにしていても
それを囲むフレームが「アルミ製」であれば
アルミはアッと言う間に
」を伝えてしまうので
折角お金を賭けて暖めた熱が
そこから外に逃げ
熱を伝え易い素材には
結露」が生じます。

当社では人が暮らす居住空間では
アルミサッシを使うことは有りません。
アルミサッシを使うとすれば
物置やガレージくらいです。

栃木県はそれほど寒くない!?

今から22年前の話
私の修行中の実話です。

私は宇都宮市の木材建材の販売店に
営業として勤務しておりました。
主に県内の地元工務店、建設会社
大工さん達に建築資材を卸す仕事です。

当時、勤務先の会社では
住宅の部材全般を扱っておりましたが
サッシだけは樹脂サッシしか
取り扱っておらず
「シャノンウィンドゥ」の
樹脂サッシのみ販売しておりました。

話はその「シャノンウィンドゥ」を
販売していた時のことです。

当時、県内の得意先である工務店さんに
樹脂サッシを進めに行くと
県南の工務店さんには
宇都宮ほど寒くないし、そんな高いのは
使えない!」と断れ
県北の工務店さんに行くと
福島より寒くない!

実は隣の埼玉県にも
営業をかけたこともありましたが
埼玉の工務店さんは
「栃木県は寒いよね!埼玉は暖かいから!」
ですって!
埼玉の方からすれば
栃木は寒いそうです。

冬に出張で東京に行った時
私は東京でも寒いと思ったのですが・・・。

因みに私の母の実家は神奈川県。
同じ質問をすると
結果は同じで
自分より北は寒く、南は暖かいと
思っているようです。

でも、実際は日本の冬は沖縄とかを除いて
皆、冬は寒いから暖房かけたり
ダウン着たりして過ごしていると思います。

当時は高気密高断熱住宅は有ったものの
世の中はなかなか受け入れるほどでは
ありませんでした。

樹脂サッシと高気密高断熱住宅は
セットのようなものだと思っておりましたが
中には「高気密高断熱住宅は窒息住宅だ!」
など言われたこともありました。

しかし、高気密高断熱住宅に住んでいる方で
窒息した人は一人もおりません!笑
むしろ元気に快適に暮らされて
とても満足しておられます!!!!

心疾患、脳血管疾患における死亡率、栃木県がワースト1

都道府県別冬季死亡率のデータでも
栃木県はワースト1という結果も出ており
その関係性は「」の性能にも
大きく関係している。

高気密高断熱住宅(本物の)と
普通の家(なんちゃって高気密
高断熱住宅も含む)
とでは冬季、室内の暖かさが
大きく異なり、暮らし方全般に変わります。

私の実家は普通の家です。
娘が幼稚園児の頃
に実家に泊まりお風呂に入った時
脱衣室で娘が、あまりにも寒くて
お父さん、どうやって服を脱ぐの?
と聞いて来たこと覚えております。
私は「気合入れて脱ぐぞ!」と言い
一緒に浴室(システムバス)に入り
寒いので、早く湯船に浸かろうとした時
湯船のお湯は熱くてなかなか入れません。
そこで幼稚園児だった娘が
こんな生活してたらおばあちゃん達
死んじゃうよ!」と私に伝えて来ました。
こんなに幼い子供でも、寒い中裸になって
熱い湯船に浸かる日常が
身体には良くないことだと直感したので
とても驚きました。

しかし、その数年後に
両親共脳梗塞を患ってしまいました。
脱衣室やトイレには暖房機を置いたり
なるべく寒い部屋を無くすようにしましたが
光熱費が掛かって大変だから
少しくらいの寒い日は我慢して
使用しなかったそうです。

両親共に実家が事務所ということもあって
倒れた時、発見が早かった為
一命は取り留めましたが
父の方は、退院後ほぼ寝たきり状態で
その数年後に他界してしまいました。

母は今でも血液をサラサラにする薬を
飲み続けておりますが
とくに寒い季節と暑い時期
要注意です。

」を新築したのは若い頃であっても
人間誰しもが年を取り
ゆくゆくは同じ境遇に陥ります。

デザインや優れた設備は
どうしても流行り廃りが出来て来ます。
長い目で見て性能」を優先する事が
快適性省エネ性健康面
人間にとって最も重要だと思います。

まずは樹脂サッシの普及
そして、工事する側依頼する側
もっと知識を身に付け
これからの住宅は、熱を
「漏れない・冷めない・逃がさない」
本物の高気密高断熱住宅を
普及させる事が大切です。

当社の取り組み

我々は
暖かい家づくり
・床暖房のいらない家づくり
・後悔しない家づくりの
プロフェッショナルとして
家を建てる前に、お客様にも
住宅の「性能」について学んでいただく為の
研修会「かいて木教室」を開催
1世帯でも多くの方を救いたい!
そんな想い
失敗しない家づくりの為
初級編、中級編、上級編と
複数回設け、高気密高断熱住宅について
知識身に付けていただいております。

因みにこの「かいて木教室」で学んで
その後、当社の完成体感見学会で
実際に体感することで
ペアガラスよりトリプルガラスの方が
価格は高いけど数年で逆転現象が起きる他
より快適で省エネ性が格段に上がる事が分かり
当社では殆どの方がトリプルガラス
採用されるのだと思います。
長い目で見れば、トリプルの方がお得ですよね!

その他、構造見学会では
気密測定試験実際に見ていただき
きちんとした測定を学び
世の中で多く目にするC=0,5cm2/m2
当社での平均的な実測値である
C=0,1cm2/m2との違い
体感する事が出来ます。

当社では
気密測定試験を
お施主様立ち会いのもと
実施することをお勧めいたします!

極めつけは
年度ごとに建築前のお客様達と行く
ジョイ・コス工場見学バスツアー

これまでのイベントを通じて
お客様同士が仲良くなったり
人と人の輪が広がって
笑顔が連鎖されていきます。

当社では家を建てた後交流が有り
地元企業ならではのイベント
企画し実施しております。

セルシオールクリスマスパーティ2019

 

換気について

■ポイント6 換気
平成15年7月より施工された、
建物内の気積に対し0.5回/時 の換気が
義務化となりました
同時では、高気密高断熱住宅は、
今程普及しておらず、
建築確認申請を通す為だけの目的で、
ただついているだけで、
引き渡し後はスイッチを切る。
そんな感じでした。
最近では、ZEHなど高断熱住宅が増えて、
熱交換型第1種換気を採用する会社も
多くなりました。

ここで少し余談です。
当社での話。
今から2年前、当社の社員K氏から私に対し、
「社長は今後換気システムでは第1種と第3種、
どちらを勧めていくのですか?」
と質問されました。
私は「第3種」と答えた所、
「今や高気密高断熱住宅の性能を上げるには、
最小限熱のロスを抑え、
暖房の負荷を少なくして行くのが
一番なのになんでですか?」

その頃は数字だけ見ればその通りですが、
理由は他にあり、
それは自らの経験で培わなくては
ならないと思いました。

その頃、ちょうど
国交省のゼロエネルギーハウス推進事業として、
2棟採択され、同時期に床暖房のいらない家
ジョイ・コスver、ノーマル仕様と
スーパージョイ・コス仕様で引き渡ししました。

やがて一年が経ち、
国交省に一年間のランニングコストを提出する際、
K氏は双方の一年間のランニングコストを
比較して見ると、
なんとスーパー仕様(第1種換気)155000円/年より、
ノーマル仕様(第3種換気)の方が72000円/年で
ほぼ半値という結果となりました。

そこで私は
「前の質問で私が第3種換気を勧める
理由を話した所、
家を建てる側は換気のメンテも
仕事としているから容易に出来るが、
そこに住むのはお客さんであり、メンテが大変で、
しかも第1に比べ、第3種は空気の流れも
一方通行で分かりやすく、扱いやすい。
数字だけ見れば第1種の方を優先するが、
住んでいる方のメンテやイニシャルコストを
考えると第3種を勧めたくなる。
それに、エネルギーを計算して行くと、
換気システムで捨てた熱の大きさと、
失った分作った熱のコストに大きな差は無く、
イニシャルコストも第1種に比べて半分で済む。」
こんなやり取りがありました。

第1種換気も第3種換気も、
基本気密が高い住宅でないと意味がありません。
気密が悪いと隙間からは風が吹くと隙間風が入り、
室内でストーブを付ければ、
空気は温められると軽くなり、
天井の隙間から逃げてしまい、
床の壁沿いから
外気の冷たい空気が温度差によって起き、
更には換気システムで機械換気してしまいます。




まとめとして、
換気システムはどちらを選ぶかは、
その建物を作る会社の気密レベルが
毎回どれくらい取れているのか?
を参考にして判断すると良いかもしれません。
決して、引き渡し後はスイッチを切る。
こんな事は決して許される事ではありません。

以上、暖かい家 工法についてでした。

この次は、
換気の定義についてお話ししたいと思います。

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