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暖かい家づくり、もう、高気密高断熱の家しか建てられない!?

投稿日:

暖かい家づくり
 床暖房のいらない家づくり
  後悔しない家づくりのプロ
気密隊長こと
 槇 秀高です。

今回は
現在の家づくりにおける
世の中の現状を知っていただき
今後、どのように進んでいくのか?
それに対し、何を優先するべきか!?
についてお話ししたいと思います。

是非、お付き合い下さい。

はじめに

日銀が金利の利上げを発表しました。

こんな景気の悪い中の利上げ
今後、我が国がどうなるのか?

本当に心配です。

おそらく、住宅ローンにも大きく
影響が出てくることでしょう。

もう誰しもがご存知の通り
ガソリン価格も上がり
そうなると予想されるのが
追って、運賃の値上げ、
そして
商品の値上げ

最近マスメディアでは
放送されておりませんが
電気、ガス等の高騰も
実は一般家庭においては
とんでもなく、“高い“支払いを
余儀なくされていると思います。

今後どうなる?“家づくり“

先述通り
今の日本の現状は深刻です。
今後住宅資材は安くなるのか?
など、一昨年から心配していたことが
年々高い方へ、状況は酷くなっております。

住宅にしても
もう、待ったなしで
断熱性能が悪いと
家は建てられません。

もっと長い目で見ると
電気、ガス、あらゆる物が値上がりし
住宅性能においても
2050年になると
更に断熱性能の良い住宅が求められて
参ります。

断熱性能を上げる取り組みは
今の日本の状況を見ると
エネルギーの高騰で
もう、国民も気づいていると思います。

そして、健康面においても
一日の半分を過ごす“家”でも
心疾患、脳血管疾患での死亡率が高い
この栃木県は、特に室内での
温度差が無い住宅づくりが必要です。

暖かい家づくりが世界を救う

省エネルギー性が高く
僅かな電気代で家一軒温度差なく
快適に過ごせる理想の家

床暖房やセントラル空調といった
大掛かりな設備など設置しなくても
小さな壁掛けエアコンで済む性能の家

設備が大掛かりだと
設置費も大きく、何より“機械は必ず壊れる“
ことを念頭に思うこと!
そして機械はメンテナンスが必要であること!
それには費用がかかること!
これらを全て自身が支払っていかなくては
なりません。

これから良い住宅は、
勿論見た目も大事ですが
“性能“とそれに合う“設備“のバランスが
取れた“家“を建てて欲しいと
心から願います。

そのためにも
気密、断熱、換気、結露、設備など
ある程度学ばれることをお勧め致します。

 

床暖房のいらない家の裏

当社で建てる
“床暖房のいらない家joy・kos仕様”は
ハウスオブザイヤーインエナジーに
9年連続で特別優秀賞を受賞しており
セルシオール自体も
省エネ住宅優良企業賞を7年連続受賞してます。

当時、当社で“家を建てたい“というお客様が
26件いらっしゃいました。

生憎、当社での年間で建てられる件数は
頑張っても10棟ほど

当時は2年くらいお待ちいただいて
家を建てる程でしたが
どうしても建築コストが上がり過ぎ
建てられる、というより
住宅ローン借入限度額に届かない。
という現状でした。

一件、また一件と、建てたいお客様が減り
我々は、いっそ方向転換し、“性能を下げる“
ことも視野に入れたこともありました。

しかし、社員全員一致で
“性能は下げない“ことで決まり
現在に至っております。

結論から申しますと
理由は、お客様のメリットには
決してならないからです。

先述で述べたとおり
エネルギー光熱費は
そこに済む限り生涯支払い続けるほか
今後、エネルギーや物価は下がること無く
上がり続けるから!
など、沢山あります。

今は苦しくても
暖かい家づくり専門店として
品質を落とさず、高品位の性能のまま
家づくりを続けて行くことを
決意致しました。

住宅業界大変貌2025年法改正について

2025年4月より
住宅業界では
環境問題ではCO2排出量削減に加え
省エネルギー性能の向上や
耐震に至っても
新築だけではなく
増改築にまでも影響を
及ぼします。

今後、建築確認を申請するのにあたり
それを通すため
沢山の難関を乗り越えなくては
家を新築、増改築出来なくなります。

地球と建主さんにしてみれば
性能が良く、燃費性能が向上し
良いことだと感じます。

しかし

本当に今の制度が最適なのか?

少しそれらに触れてみたいと思います。

制度については
本来、2020年に施行される予定が
表向き「地場工務店の知識不足」と
新聞やニュースで取り上げられたのを
覚えております。

しかし、実際に5年遅れた理由は
某ハウスメーカーの型式認定を
新基準にするために
製品そのものを変更させるのに
5年も費やした?のだとか。

風の噂で聞きました。

新制度を見ると
なんとなく、本当なのかもしれない。
そう感じてしまいます。

新制度は、年間何千棟、何万棟と
建てるHMに有利な制度のような
気がしてなりません。

結論として
先述では、新制度により
建主さんには「高性能で燃費が良い」
とメリットを申しました。

勿論、私もこれに関しては異論は
ありません。

デメリットとしては
間違いなく価格が大幅に上がる!
現在の物価高騰に加え
性能アップに伴う価格上昇

そして、先先述で述べたとおり
住宅ローンの金利が上がったことが
更にプラスされることになります。

環境問題や健康で快適に過ごし
且つ省エネルギー性の高い住宅自体
私は30年近く前から広めているように
大賛成です。

寧ろ、住宅性能の底上げ自体
先進国として我が国では遅いくらいだと
思います。

もう本当のこと、言っちゃいます。

なので、小さく目立たないようにします。
(ここはなるべく読まないでください)

新制度で建てる住宅の殆どは
高断熱住宅である。

冒頭にまずこれを伝えておきます。

そしてその家で使用されるエネルギーより
大きなエネルギーを作る。
(主に太陽光など)

暖房機器、給湯器機、水洗器具なども
高効率である物。

良いことづくしと思われます。

しかし
本当に省エネルギー性を
良くするのであれば
住宅そのものの気密性を高めなくては
意味がありません。

例えば
寒い日に車で暖房して走っていて
窓を少し開けてみてください。

また、外出時
ジャンパーやコートも
前のファスナーを閉めず出かけて
みてください。

隙間を通じて
冷気が侵入するだけではなく
家の中では
電気、ガス、灯油が高騰している現在で
せっかく温めた空気も
外に逃しているんです。

残念ながら
現時点では
住宅の気密性能について
国からは何にもありません。
それどころか
「今の住宅はそれなりに気密が
 高いから、必要ない!」

とある説明会に参加して
私が質問しての回答でした。

気密性能について
当社では日本でもトップを誇れる
C=0.1cm2/m2アンダーで推移しております。

建てる前に
お客様には0.3と0.1、どちらが?
聞くと「100%で0.1でお願いします。」

0.3で高気密?
我が社では『ザル』です。
ザルでは水が溜まりません!
バケツも穴が空いていたら漏れるんです!

何故、気密を国が求めないのか?
何故、先述で新制度はHMよりの制度だと
述べたのか!?

これらにも理由があります。
私のだいぶ前のブログでも書きましたが

気密を高めるには
経験と知識の他、建主さんに対する想い
そして時間と手間がかかるんです!

時間と手間はコストがかかるから
工期優先のHMが出来ないんです。

そして、新制度を後押しする「補助金」
でどこは経済産業省です。

やはり、我々のような
本当の高品位住宅を建てるが
年間数棟しか建てない地場工務店なんかより
何千何万と建てるHMの方やり易いですよね。

当社に来るお客様は
昔から、よくHMと比較されております。
そして、HMの営業マンから言われたのか?
「地場の会社は潰れるかもしれない!」とか
「知識がない!」「性能が悪い」など
散々比較されておりました。
 
私は逆に問いたいのが
その営業マンは何年ここに居て
そのお客さまを守ってくれるの?
転勤は?肩たたきに合う可能性は?

10年以上前に言っていたその人物は
もう退職し、もう別の職をしているそうです。

高気密高断熱住宅について

もう30年近く前から
地元栃木県で普及促進に努めてきました。

当時は樹脂サッシですら
販売が困難でした。

理由は「栃木はそれほど寒くない」
宇都宮より県北の方は寒いから県北では必要だ!」

高気密高断熱住宅については
もっと大変でした。
「高気密高断熱は窒息住宅だ!」
とあるセミナーで講師の方が
大勢の地場工務店社長たちの前で
そうおっしゃいました。

その講師の方は東京から新幹線で来ましたが
新幹線も気密性が高く、その中で窒息したとの
報道を1度もみたことはなく、
勿論、住宅でも同じです。

某超1流サッシメーカー様も
当時、「樹脂なんか必要あるのか?」
折角こちらが樹脂サッシを説明し採用が決まった後に
「アルミのペアガラスの安くてデザインも良い!」
と茶々を入れて、寧ろ樹脂サッシをご否定されていた
某超1流のメーカー様も、今ではCMでも樹脂サッシ
トリプルガラスを宣伝するようになりました。

それは良いことですが
私から言わせると「どの口が言ってんだ!」
と思います。

当時、我が国の樹脂サッシ普及率は
わずか10%、しかもそのほとんどが
北海道や北3県の寒い1・2地域です。

今年は30%にも上り、新制度により
更に上がる見込みだそうです。

微妙な気持ちです。

2025年4月より新制度を
我々も実施しなくてはなりません。

160万という補助金が先ばしり
本来、わずかなエネルギーで年中快適な住環境を
提供していくのが我が社の使命です。

そして
国が用意した新制度のフォーマットを利用して
補助金を活用していかなくてはなりません。

今まで独自にエネルギー計算し
夏は日射を防ぎ、冬は部屋の奥まで日が差し込みように
そして、そこに住む人が
永く低光熱費で元気に快適に過ごせる家をつくってきました。

キチンとやってきた我々からすると
国の決めた制度に沿って・・・・。
正直、本当にめんどくさいです。

2025年新制度も
2050年に向けて更に基準が上がっていくことでしょう。
我々の建てる家は
現時点での2050年の基準をクリアしております。

今後予想される事態

今の世の中、高断熱住宅が普及し
それに伴い
夏、暑い日に冷房にお金がかかります。

簡単に言うと
断熱性能を上げると
日射の遮蔽を考慮していない間取りは
その窓から入る日の光の熱で部屋を温め
熱を逃さない!ということです。
そして冷やすためエアコンの冷房に
余計に負荷がかかる。

よって
日射を考慮した家づくりも
重要だと、国民も気づくでしょう。

冬の寒い時期には
基本中の基本ですが
温めた空気は軽くなり上昇し
隙間を通して外に逃げ
下部の隙間から外部の冷たい空気が
入り、暖房に負荷がかかること!

0.5や0.3など
中途半端な気密性能では
ダメな時代が
きっと来るでしょう。

また、中途半端な気密と
いい加減な断熱工事においても
壁体内結露により
躯体そのものの腐食進行が早く
水を吸わない断熱材が重要であることにも
気づくでしょう。

結論

本当に性能の良い建物(住宅)は
床暖房なんかいらない。

住宅ローンは35年や40年など期限があります。
我が国の住宅寿命は30年!?
短くないですか!

また、健康面では栃木県において
心疾患、脳血管疾患での死亡率ワースト1!
寒い家は寿命を短くする!

長年、住宅業界に居て思うこと
性能が良く、安い住宅はありません。

新築した時の年齢に、住宅ローン期間を足し
その時、ご自身の年齢を想像して欲しい!

その時の家族構成は?
職は?
電気代は高い?
家の状態は?
新築時のデザインは映えてますか?

一生に一度の高い買い物
『家』
それは
自動車のように5年、10年後に乗り換え
家電品のように壊れたら買い替え
衣類のように夏と冬、着せ替えが出来なく

そこに人が生活を営み
生涯暮らす、重要な家です。

少しでも今後新築される方に
参考になれれば幸いです。

最後までお読みいただき
ありがとうございました。

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